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本は読むもの積んでいくもの

こんにちは、どうもしがない小鳥です。
久しぶりのブログ更新と、豆ネタになります。

すっかり季節も変わり、クリスマスも過ぎ次は年越しですねあっという間です。
ブログと関係ない私事ですが、12月25日につばめは入籍しました。
仕事もあってバタバタで更新亀で申し訳ないです。
のんびりお付き合いくださいませ。

さあ、今回の豆ネタは「本は読むもの積んでいくもの」です。
読書好きの方ならあるある笑と分かっていただけるところもあるのではないでしょうか。

基本的に本というものは、個人差はあれど読み終わるのに時間がかかるものです。
そして、読み終わるよりはるかに早く多く、本というのは世の中に生まれてきます。
ということは、読んでも読んでも本が尽きないどころか、読みたくても追いつかない本が増えていく!!
何を当たり前な……と言われそうですが、寿命という限られている時間をもつ我々にとって、この事実は海よりも深く山よりも高く悩ましいのです……。
反面、それだけ多くの本が世の中に出回っているということは、読むものに困らない!!ということでもあるので嬉しいですね。

上記のことから、「積読本」発生のメカニズムも分かろうというものです。
読んでいる間も欲しい本を見つけては積み、積んではまた本を読み……そして、本は減らないのです。
なぜなら1冊読んでいる間に2~3冊増えていたりするから……。
私はそれで、積読本が53冊になりました。やったね!!楽しみがたくさんある!!

また、積読本の魔力ともいえるのが、たとえ読まずとも本が積んであるだけでテンションが上がる!ということです。
え?それは本に対して冒涜では?となりそうですが、ちゃんと!ちゃんと順番に読むことが前提ですよ!はい!!
ただ、いついかなる時も読書の時間が確保できているとは言えないので、せめてもの心の拠り所として本の山を眺めて安心するという……。

言い訳がましくなった気がしますが、どうでしょう?私のようにいつも本の山を築いている方もいますかね?
中には、マメでそんなに積まない方もいるかもしれません。
読書スタイル様々です。私は積ん読ライフを送ります……えへへ。

最後に少しだけ真面目なお話。
世の中にはたくさんの本が日々出版されていると書きました。しかし、全体の出版点数でいえばその年その年で大きく違ってきます。
戦後から今日、大幅に出版点数やジャンルは拡大していきましたが近年ではどうでしょう……少し落ちているところもあるようです。
また、販売部数・印刷部数でいうともっとシビアかもしれません。
図書館の蔵書や司書の在り方・書店数・電子書籍・レンタル・古本etc.も変化し、出版業界自体が窮地に立たされている部分もあるかなと。
私たち読書家にとって、物語を世に生み出してくれる作家さんや周囲の方々はなくてはならない存在なので、存続・共存という観点からもできることをしていこうと思います。

出版点数の推移については、総務省統計局の「日本統計年鑑」内の文化の章より閲覧可能なので、興味のある方は覗いてみてください。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます!
皆さま、良い年越しと読書の日々をお過ごしください。
胃腸炎で寝込んだつばめとの約束だぜ☆
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今村昌弘 『屍人荘の殺人』 東京創元社

ジャンル:ミステリ、微ファンタジー、鮎川哲也賞受賞
度肝を抜くミステリ:★★★★★

新感覚ミステリを読みたい方、デビュー作を発掘したい方におすすめです。

読了日:2018年12月7日
~あらすじ~
ミステリ愛好会会長明智恭介、その助手葉村譲はいつものごとく学食でミステリ談義に花を咲かせていた。
もうじき夏休み……夏休みといえばペンション、ペンションといえば事件ということで、明智は映画研究部の合宿にどうにか同行できないかと部長にアッタックしてはフラれていた。
そんなある日、剣崎比留子という美女が取引を条件に映研合宿への参加話を持ってきた。
部外者は参加できないはずの合宿……裏では「今年の生贄は誰だ」という怪文書が送られていたらしい。
いよいよミステリっぽさを増した話に、明智は一も二もなく快諾し葉村は助手としての役割を果たすべく、剣崎と共にペンションへ向かう。
映研の撮影やバーベキューなどお決まりの夏合宿を楽しむメンバーたち。あっという間の1時間半。締めはいよいよ肝試し。
彼らは気が付く間もなく、クローズド・サークルに陥っていった……。

~感想~
面白かった!!!という満足感で読み終えた作品です。
導入はありきたりなミステリの雰囲気で読んでいましたが、1時間半で登場人物たちの世界が一変してからの読み応えがすごいです。
本格ミステリだけれど、彼らを取り巻く「危機的状況」の発想が奇抜で、更にドキドキ感が増しました。
なるほどクローズド・サークル……読んでいる側も犯人は誰だと頭をひねりました。
探偵としての活躍を期待していた人物が思わぬ展開になってしまって、そこは悲しかったです。もっと活躍するところを見たかったなあ……。
もっともっと感想を書きたいけれど、それを書くと重大なネタバレに繋がるので、そこはお楽しみですネ♪

辻村深月 『かがみの孤城』 ポプラ社

ジャンル:学校、微ファンタジー
安心感:★★★★☆

どこか自分の居場所に不安を持つ方、馴染めない気持ちを軽くしたい方におすすめです。

読了日:2018年11月24日
~あらすじ~
自分の部屋でカーテンを閉めて、本来なら学校にいるはずの時間……今日もまた行けなかった。
雪科第五中学校で学校生活を送るはずだった安西こころは、クラスメイトから目を付けられ自宅に引きこもることになってしまう。
母親から今日こそはという無言のプレッシャーを感じ、外出することも恐れる毎日。
そんなある日、部屋に置いてある姿見が輝きだす……手を触れると吸い込まれ、そこには知らない世界と狐面を付けた怪しい少女「オオカミさま」。
一度はその不気味さに逃げ出したこころだったが、変わりたいという思いが小さく顔を出し一歩を踏み出した。
再び入った鏡の世界は荘厳なお城の中。こころを入れて男女7人の子どもたちが並び、顔を見合わせる。
そして「オオカミさま」は言う。三月三十日までに城の中にある鍵と願いの部屋を見つけろ、見つけた者の願いを何でも叶えよう。
戸惑い、探り合い、ぶつかり、距離を縮めながら、7人の子どもたちは日常とかがみの世界を往復する。

~感想~
物語の始めは重たい印象だったけれど、内容が進むにつれ驚きの連続で気が付けば1日で読み切っていました。
ボリュームがあるけれどその分大変満足感を得ることもできたし、ページをめくる手は軽かったです。
各々の理由で学校に行けなくなってしまった子どもたちが題材だけれど、彼らが城の中で積み上げていく日々と繋がりを見ていると悲壮さは感じられませんでした。
ファンタジックな仕上がりにもなっているので、読みやすさもあります。
学校だけが全てじゃない、どこに居場所をつくってもいい、物分かりが良いふりをする大人だけではなく手を差し伸べてくれる人もいる、そんな救いの物語でもありますね。

七月隆文 『ぼくは明日、昨日の君とデートする』 宝島社文庫

ジャンル:恋愛、SF
再読したい度:★★★★★

結末で驚きを感じたい、切ない恋愛小説を読みたい方にすすめです。

読了日:2015年11月17日
~あらすじ~
大学生の僕南山高寿は、大学へ向かう電車で福寿愛美に一目ぼれをした。
運命のように、雷に打たれたような衝撃を受けた高寿は、精一杯の勇気を振り絞り声をかけた。
何度目かのデートで告白をすると、愛美は涙を見せながらうなずく。
お互いの話の中で、予言めいた話があったりと高寿が不思議に思っていた時、出会って18日目に愛美から隠し事を打ち明けられる……。
愛美と会えるのはたった30日間。
彼女が会うたびに流した涙の意味を知るたびに、高寿の胸は締め付けられていく。

~感想~
お勧めされて読みました。
彼の真っ直ぐな恋心にほのぼのとさせられ、彼女の無邪気な振る舞いに癒されました。
読み進めていくうちに切ない気持ちが降り積もっていくようでした。
ラストは本当、涙が滲みます。
お互いの気持ちはどこまでも繋がっているのに……という不思議な世界観で描かれていました。
読んでいくうちにタイトルの意味も分かり、それも衝撃でしたね。
再読したらまた違う見方ができそうです。

村田沙耶香 『コンビニ人間』 文春文庫

ジャンル:働き方、生き方、ヒューマンストーリー、第155回芥川賞受賞
じっくり読む:★★★★☆

普通とは何かという問いを抱えている人、社会の縮図のような物語に触れたい方におすすめです。

読了日:2018年:10月25日
~あらすじ~
私はコンビニの為に生きている。コンビニの為に栄養を摂り、体を休めるのだ。
自分はどうやら周りから見ると理解しがたい人間らしい。けれど、私には何がいけなくてどうすれば治るのか分からない……。
友人や同じコンビニで働く仲間のしゃべり方、表情、ファッションを真似して紛れ込む。
休みの日にもコンビニの音が耳の中で響いている。レジの音、商品をカゴに入れる音、店員の声……私はそれが心地良い。
あの小さなガラスの箱の為に働き、声を聴き、動くのが私の本能なのだ。

~感想~
本作の印象は一貫して「普通とは何か」「普通ではないことの生きにくさ」だと思いました。
ただ、この物語の面白さは、それらをクローズアップしていながら主人公がそこに苦しみを覚えておらず、単純に一般論としてしか受け止めていないところだと思います。
例えば、普通の人は恋愛して結婚して子どもも産むんだよと言われても、「なるほどそういうものか」としか受け止めていない……。
唯一、彼女自身が存在したいと思い・揺らぎ・渇望するのは「コンビニ店員」でいることなのです。
「普通」の人間であれば彼女はとても異質なものに見えてしまいます。
しかし、彼女は本当に異質な存在なのか……私たちも、無意識にしろ普通でいなければと自身の異質な部分から目をそらし、認めていないだけではないだろうか……。
彼女の存在によって主人公の周囲の人や読んでいる側は、その認めていない・認めたくない己の異質な部分を呼び起されてしまいそうなので、より彼女に「普通」になって欲しかったのかもしれないですね。
白羽に関しては、単純に「普通」に馴染めず、他人を攻撃しなるべく社会から切り離されようとしていて憐れに思いました。
「普通でいなければならない」という見えない圧力と、「普通ではないこと」がばれたときの生きにくさと周囲の好奇心は怖いなあ……。
最後の中村文則さんの解説も丁寧で、より本作の魅力を浮き彫りにするものだったので、それを踏まえて再読したいです。
プロフィール

つばめ

Author:つばめ
好き:読書、自然、平穏
苦手:考えること

本が好き!読むのも触るのも香りも好き!!本に囲まれて生活することが憧れのつばめが、のんびりまったり読んだ本を記録していきます。

リスペクト
茅田砂胡さん
有川浩さん
この世に素敵な作品を生み出してくれる、全ての作家さん

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